宮崎県
”カツオ”の一本釣りで有名な宮崎県。その漁獲量総数は年間2.2万トンにのぼる。黒潮に乗り、北上するカツオの魚群を目指し、豪快な一本釣りで一日に10~40トンほど水揚げするという。一本釣りとは、日本古来の漁法で、カツオの群れをめがけ生きたままのイワシをまく。すかさず散水機で水しぶきを発生させ、擬餌針をつけた太い竿で、カツオを船上に投げ出すように、豪快に1匹ずつ釣り上げていく。“たたき”で有名なカツオだが、刺身にした“一本釣りかつお”は、カツオ本来のやわらかく、しっかりとした弾力が味わえる。