宮崎県
“山太郎”とは、モクズガニ、ツガニを呼ぶ方言であり、古くから地元住民の秋の貴重なたんぱく源としても重宝され、食べられてきた。山太郎は、その名にもある通り、山奥の渓流にまで棲息しており、産卵のために川を下る秋から冬にかけての時期に、籠漁によって捕獲される。モクズガニは、そのまま塩ゆでにして食べても良いが、野菜や豆腐などと一緒に味噌汁や鍋に入れると、カニの旨みが出しににじみ出て、コクのある味わいが楽しめるようになる。
旬 9月 10月 11月