木城温泉は、宮崎県児湯郡木城町に位置する温泉施設です。2000年4月に開業したこの温泉施設は、その管理体制の徹底により、2021年2月末現在までレジオネラ属菌の検出による休業を一度も経験していません。この温泉では、毎日5回の塩素濃度検査と2回の湯温測定を行い、営業終了後は全ての浴槽のお湯を抜いて清掃を行うなど、安全で清潔な環境が保たれています。
施設の名称は「木城温泉館 湯らら」であり、木城町の温暖な気候を活かして、自然と調和した設計がされています。露天風呂を中心にした構造で、大自然の中でリラックスできる環境が整っています。
大浴室は「木の香湯」と「蛍の湯」の2つがあり、これらは週ごとに男湯と女湯が入れ替わります。毎週月曜日にこの入れ替えが行われ、異なる雰囲気の浴場を楽しむことができます。
2013年4月20日に、木城温泉館 湯ららはリニューアルオープンしました。リニューアルに際して、20日と21日にはオープニングイベントが開催され、地元の住民や観光客を魅了しました。また、2019年1月12日には、入館者が250万人を達成し、記念セレモニーも行われました。
木城温泉館 湯ららでは、季節ごとに様々なイベントが開催されており、地域の活性化にも貢献しています。昭和のバイク展やバイクミーティング、カブ主爽会など、バイクオーナーを対象にしたイベントも人気です。特に毎年4月に開催されるバイクミーティングは、2019年には1,000台以上が参加する大規模なイベントとなりました。
2022年3月18日に開催された「温泉総選挙2021」では、木城温泉館 湯ららが宮崎県内初となる特別賞（審査員特別賞）を受賞しました。この表彰は、木城温泉の高品質なサービスと地域との連携が評価された結果です。
木城温泉は低張性弱アルカリ単純温泉で、泉温は29.4℃です。弱アルカリ性の泉質は肌に優しく、幅広い効果が期待できます。
木城温泉は以下の効能があるとされています。
また、リラクゼーションや健康増進にも効果があり、体を癒す場として多くの利用者に支持されています。
木城温泉館 湯ららの主な施設には、高温浴、大浴槽、露天風呂、打たせ湯、冷水浴、遠赤外線サウナ（木の香湯・蛍の湯）、スチームサウナ（蛍の湯）、特別浴室（家族風呂）などがあり、多彩な入浴スタイルが楽しめます。
休憩室は大休憩室や有料個室休憩室（2部屋）などがあり、ゆっくりとくつろげるスペースが提供されています。また、施設内には「湯らら亭」というレストランがあり、地元の食材を使った料理を楽しむことができます。
木城温泉館 湯ららの隣には、木城町農産物販売所「菜っ葉屋」や木城町地域ふれあい館「輝らら」があります。これらの施設では、地元の特産品や農産物を購入できるほか、ジムや足湯も完備されており、温泉と一緒に健康的な時間を過ごせます。
木城温泉館 湯ららへのアクセスは、車で木城町役場から約1分、東九州自動車道高鍋ICからは約5分、国道10号・高鍋町「萩原」信号からは約15分の距離にあります。駐車場は220台分が用意されており、大型バスやEV充電スタンドも完備されています。
周辺には木城町役場や宮崎県東児湯消防組合消防本部、高城跡、川原自然公園（キャンプ場）、えほんの郷、道の駅石河内（蕎麦道場 鹿遊茶屋）などの観光スポットがあります。これらのスポットと併せて温泉を楽しむことで、より充実した旅を満喫することができます。
木城温泉館 湯ららは、地域の自然や文化を楽しみながら、安心して温泉を楽しめる場所です。豊富な効能と多様な施設が揃い、イベントやリラクゼーション、観光といった様々なニーズに対応しています。宮崎県を訪れる際には、ぜひこの温泉でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。