宮崎科学技術館は、宮崎県宮崎市宮崎駅東1丁目に位置する市立の科学館です。この施設は天文学をメインテーマとしており、「コスモランド」という愛称で親しまれています。宮崎中央公園(文化の森)敷地内に位置し、世界最大級のプラネタリウムを併設しているほか、屋外にはH-Iロケットの実物大模型が展示されています。
宮崎科学技術館は、1987年(昭和62年)8月2日に開館しました。子どもたちに科学技術と宇宙への関心を持ってもらうことを目的として設立され、宮崎市から指定管理者として委託された公益財団法人 宮崎文化振興協会が管理・運営を行っています。
3階に位置するプラネタリウムは、直径27メートルのドームを誇り、「世界最大級」とされています。このプラネタリウムは九州でも最大の規模を持ち、様々なプラネタリウム番組の投映や、星空の生解説が行われています。
展示室は1階から2階にかけて設けられており、地学および天文学を中心とした展示が行われています。
さらに、1階には世界に2つしかないアポロ月着陸船「イーグル号」やジェミニ宇宙船のレプリカが展示されています。また、技術試験衛星「きく5号」(熱構造モデル)の実物展示も行われています。
2階には「映像科学の最先端」に関するゾーンがあり、ここには世界に1台しか存在しない「4DVR Techno EGG」が常設されています。このゾーンでは、最新の映像技術を駆使した体験が可能です。
宮崎科学技術館の開館時間は9:00から16:30までで、入館は16:00までとなっています。
毎週月曜日(祝日・休日を除く)、祝日の翌日(土日・祝日・休日を除く)、および年末年始(12月29日から翌年1月3日まで)が休館日となっています。
宮崎科学技術館へのアクセスは非常に便利で、JR宮崎駅から徒歩2分の場所に位置しています。また、宮崎交通バス「宮崎駅」バス停からも徒歩約2分で到着できます。館内には40台分の駐車場も完備されていますので、車でのアクセスも可能です。
宮崎科学技術館は宮崎中央公園内に位置しており、周囲には豊かな自然が広がっています。公園内にはさまざまな遊歩道やベンチが設けられており、訪れた際には散策も楽しむことができます。また、科学館のすぐ近くには文化施設やカフェもあり、観光や休憩にも最適な環境が整っています。
宮崎科学技術館は、天文学を中心に多彩な科学技術の展示や体験を提供する施設として、地域の子どもから大人まで幅広い世代に親しまれています。訪れることで科学技術への理解を深めるとともに、宇宙への夢や探求心を刺激されることでしょう。宮崎市を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。