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母智丘公園

(もちお)

母智丘は、宮崎県都城市の西部郊外に位置する丘陵地で、母智丘・関之尾県立自然公園に属しています。この地域は自然の美しさと歴史的な背景が調和する観光地として、多くの人々に親しまれています。

地理

母智丘は大淀川の支流である横市川と庄内川の間に広がるシラス台地に位置しています。標高は東部で170メートル、最高点は288メートルに達し、新第三紀鮮新世に噴出した丸山溶岩から形成されています。この地形は、周囲の風景に独特の美しさを与え、訪れる人々を魅了します。

母智丘公園

桜の名所

母智丘公園は、日本さくら名所百選にも選ばれている桜の名所です。1869年(明治2年)に地頭として赴任した三島通庸が桜を植栽し、その後も黒岩常次郎や昭和に入ると江夏芳太郎によって桜の植栽が続けられました。現在、公園内にはソメイヨシノ、ヤエザクラ、ヤマザクラを含む2,600本の桜並木が見られます。

毎年3月下旬から4月上旬にかけて、「もちお桜まつり」が開催され、多くの観光客が訪れます。桜のトンネルの下でのんびりとした時間を過ごしながら、春の訪れを感じることができます。

母智丘神社

信仰と歴史

母智丘神社は、1870年(明治3年)に三島通庸によって建立されました。この神社の周辺には巨石群があり、古くから信仰の対象とされてきました。神社からは美しい眺望が広がり、訪れる人々に安らぎと癒しを提供します。

母智丘・関之尾県立自然公園

宮崎県の自然公園

母智丘・関之尾県立自然公園(もちおせきのおけんりつしぜんこうえん)は、1958年(昭和33年)9月1日に県立公園として指定された自然公園です。面積は6.34平方キロメートルで、県内の県立公園としては最も狭いですが、豊かな自然と見所が詰まっています。

見所

母智丘

母智丘は桜の名所として知られています。春には満開の桜が公園全体を彩り、訪れる人々を楽しませてくれます。また、母智丘神社の周辺には信仰の対象である巨石群が点在し、歴史と自然の調和を感じることができます。

関之尾滝

関之尾滝は、公園内でも特に人気のあるスポットです。滝の周辺には国の天然記念物に指定された甌穴群が広がり、その迫力ある景観は訪れる人々を圧倒します。四季折々の美しい景色を楽しむことができる関之尾滝は、自然の力強さを感じる絶好の場所です。

母智丘と関之尾滝を含む母智丘・関之尾県立自然公園は、自然の美しさと歴史的背景が融合した魅力的な観光地です。訪れる人々は、桜の美しさや滝の壮大さを楽しむとともに、心の安らぎを得ることができるでしょう。

Information

名称
母智丘公園
(もちお)

宮崎市・都城・日南

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