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新富町

(しんとみちょう)

新富町は、宮崎県中部に位置する児湯郡の一町で、宮崎平野を代表する野菜の産地として知られています。本記事では、この地域の観光スポット、歴史、文化について詳しく紹介します。

地理と自然環境

新富町は東側・南側が平野、西側が台地という平坦な地形に恵まれており、町域の約70%を平地が占めています。町の南には一ツ瀬川が流れ、海域は日向灘に面しています。なお、南海トラフ巨大地震が発生した場合、町内の海岸には最大9mの津波が到達することが予測されています。

歴史と文化

新富町は1959年(昭和34年)3月31日に、児湯郡の新田村(にゅうた)と富田村(とんだ)が合併して誕生しました。町の名前はこの二つの村から一文字ずつ取られています。町内には多くの歴史的な名所があり、文化的にも豊かな地域です。

名所・旧跡

観光スポットとイベント

ユニリーバスタジアム新富

新富町の中心的なスポーツ施設であり、地元のスポーツイベントが頻繁に開催されています。特に、日本女子サッカーリーグのヴィアマテラス宮崎や、Jリーグのテゲバジャーロ宮崎の試合が行われ、サッカーファンには見逃せないスポットです。

新富温泉

新富温泉は、観光客に人気のある温泉地で、リラックスしたひとときを過ごせます。泉質は肌に優しいと評判で、地元住民や観光客から愛されています。

ブルーインパルスの展示飛行(新田原基地航空祭)

毎年12月上旬に行われる新田原基地航空祭では、航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行が大きな見どころとなっています。このイベントには全国から航空ファンが集まり、迫力ある飛行を楽しんでいます。

座論梅梅まつり

毎年2月に開催される「座論梅梅まつり」は、湯ノ宮の座論梅を中心に行われるお祭りです。梅の花が咲き誇る中、多くの観光客が訪れ、地元の特産品やお菓子が楽しめます。

新富町の産業と経済

新富町は、平野部ではピーマン、キュウリ、トマトなどの施設園芸や早場米の栽培が盛んです。また、台地では鶏卵や肉牛の畜産業、茶や葉たばこの栽培も行われています。さらに、一ツ瀬川周辺では全国有数のうなぎの養殖が行われており、この地域の特産品となっています。

また、2017年には「こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)」が設立され、ライチやパパイアの栽培、旅館やカフェの運営など、町外から起業家を呼び込む取り組みが進められています。この地域商社は、新富町の新しい産業と経済の活性化を目指しています。

交通アクセス

鉄道とバス

新富町の中心となる駅は日向新富駅で、日豊本線を利用して宮崎市や高鍋町と結ばれています。また、宮崎交通による路線バスも運行されており、新富町と周辺市町村を便利に結んでいます。町内を巡る際には、コミュニティバス「るぴなす号」を利用することができます。

道路

新富町には東九州自動車道が通っており、西都ICが最寄りのインターチェンジです。国道10号や219号も町を通過しており、車でのアクセスも便利です。

地域の特色

新富町は豊かな自然と歴史的な文化、そして発展する産業が共存する魅力的な地域です。観光スポットやイベントが豊富であり、訪れるたびに新しい発見があります。町内には温かい地元の人々が住んでおり、観光客を温かく迎えてくれます。

新富町を訪れる際は、自然の美しさを堪能しながら、地域の文化や歴史に触れることができるスポットを巡り、地元の特産品を楽しんでみてください。

Information

名称
新富町
(しんとみちょう)

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