たちばな天文台は、宮崎県都城市高崎町に位置する公開天文台です。1987年から7回「星が日本一きれいに見える町」に選ばれた旧高崎町に、1991年10月5日に開設されました。合併により都城市の一部となった現在は、第三セクターである高崎町星の郷総合産業株式会社が指定管理者として運営を担当しています。
旧高崎町は星空の美しさで有名で、1987年から合計7回「星が日本一きれいに見える町」に選ばれ、10回連続して入賞しました。この星空の魅力を最大限に活かすため、1991年にたちばな天文台がオープンしました。2006年に高崎町が都城市と合併した後も、天文台は地域の星空観測の拠点として多くの人々に親しまれています。
2018年からは都城ぼんち地域振興株式会社が指定管理者として運営を引き継ぎ、地域振興の一環として観光や理科学習の場を提供しています。
たちばな天文台では、複数の大型望遠鏡を備えており、一般の来訪者も気軽に天体観測を楽しむことができます。主な望遠鏡としては以下のものがあります。
たちばな天文台にはデジタルプラネタリウムも設置されており、平成22年夏に導入されました。オリジナルプログラムにより、今夜見える星や天文現象についてわかりやすく解説することができます。プラネタリウムの定員は40名で、天文学習や観光の一環として多くの人に利用されています。
たちばな天文台には、天文に関する講演会や工作教室などに利用できる研修室も併設されています。プロジェクターも完備しており、さまざまなイベントに対応しています。また、星空コンサートなどのイベントの際にはフロアを活用して催しを開催しています。
たちばな天文台の開館時間は以下の通りです。
ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇中には、夜間特別開館が行われ、星空観測をより楽しむことができます。
たちばな天文台へのアクセスは以下の通りです。
最寄り駅のJR九州吉都線高崎新田駅からは徒歩20分、または宮崎自動車道高原ICから車で15分、都城ICからは車で20分の距離にあります。
たちばな天文台の周辺には観光やリフレッシュに最適な施設が点在しています。特に「ラスパたかざき」は温泉施設として人気があり、星空観測の前後に訪れるのもおすすめです。また、近隣には東霧島神社などの観光スポットもあり、一日を通じて楽しむことができます。
たちばな天文台は、都城市高崎町の美しい星空を堪能できる施設として多くの人に親しまれています。多彩な望遠鏡やプラネタリウム、研修室などの充実した設備により、天文に関する学びと楽しみを提供しています。都心からのアクセスも良好で、観光や学習の場として訪れる価値がある場所です。ぜひ、一度足を運んでみてください。