宮崎 観光ガイド

宮崎県のおすすめご当地情報をご紹介。宮崎県には愛宕神社、青島、鵜戸神宮などの観光スポット、花まつり、六月灯、おかげ祭りなどの観光イベント、チキン南蛮、肉巻きおにぎり、冷や汁などのご当地グルメがあります。

宮崎県は九州の南東部に位置します。暖かい南国の気候のためにプロ野球チームがキャンプを張る場所としても知られています。プロ野球選手を間近に見ることができるチャンスとしてプロ野球ファンの人が多く訪れます。

宮崎県は南国情緒が豊かなところのため、古くから新婚旅行先として人気の土地でもあります。

宮崎県には山幸彦の孫であるカムヤマトイワレヒコが、東征し大和橿原宮で天皇に即位して、それが初代天皇の神武天皇となったといった神話があり、日向国と呼ばれていたところです。神話にかかわる習慣やお祭りなども多く、古事記など神話のロマンを感じることができる観光スポットも充実しています。

宮崎県は日本で有数の農業が盛んな県で、農業の生産高は九州で2位、全国では6位となっています。気候が温暖なため、稲作では早場米が採れることで有名で、野菜や果物、葉たばこ、サツマイモといったものの栽培が行われています。

牧畜業も盛んで日本有数の生産高を誇っていましたが、あまり知名度が高くなかったところに宮崎県知事に就任した東国原英夫氏のPRによって知名度が高くなっています。特にマンゴーは「太陽のタマゴ」というブランド名で有名となり、高級フルーツとして認知されるようになっており、人気の観光土産です。

宮崎県は宮崎北部、宮崎市市街、宮崎南部に分かれていますが、それぞれの地域に温泉が点在しており、心と体を休めることができます。また宮崎県はシーガイアや日南海岸ドライブなど南国気分を味わうこともできます。

南国リゾート宮崎シーガイアは宮崎県宮崎市山崎町浜山のリゾート施設で、温泉とホテルのほかに世界最大級の室内プール「オーシャンドーム」やゴルフコースなどの施設があり、リラクゼーション施設やテニスクラブ、大型ボウリング場、自然動物園などのアミューズメント施設も設置されています。

シーガイアは2000年にサミット外相会合が開かれたところでもあり、人気の観光地です。宮崎県では古いものから新しいものまで様々なものや食べ物を楽しむことができます。

宮崎 のおすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

高千穂峡

マグマが作った絶景の大峡谷

高千穂峡は、宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井に位置し、五ヶ瀬川にかかる美しい峡谷です。阿蘇山の南東約25kmに位置し、柱状節理が発達した深い谷が特徴的です。自然の雄大な景観と歴史的な背景が織りなす、訪れる人々を魅了するスポットです。 阿蘇熔岩峡谷の景観 阿蘇熔岩が五ヶ瀬川によって浸蝕されてできた峡谷で、高いところで100メートル、平均80メートルの断崖が7kmも続く景勝地です。阿蘇くじゅう国立公園内に位置しています。 滝と断崖 峡谷には、玉垂の滝・真名井の滝・あららぎの滝など複数の滝があり、急峻な崖も見られます。新緑と紅葉の頃には、透き通った青い水とのコントラストが特に美しいです。 ボー...»

高千穂神社

高千穂神社は、宮崎県西臼杵郡高千穂町に鎮座する神社で、国史見在社「高智保皇神(高智保神)」の有力な論社とされています。近代社格制度では村社にとどまっていましたが、2024年(令和6年)現在は神社本庁の別表神社です。 ...»

青島

熱帯・亜熱帯植物に包まれた神秘の島

青島は、宮崎県宮崎市の南東部に位置する架橋された小さな島で、日向灘に面しています。青島神社が鎮座する神聖な地であり、周囲を取り囲む奇岩や亜熱帯植物群落が見どころです。この島は「鬼の洗濯板」と呼ばれる自然地形が特徴で、観光客に人気があります。 青島の概要 青島は、周囲約860メートル、面積約4.4ヘクタール、高さ約6メートルの小さな島で、かつては陸繋島で、現在も対岸と「弥生橋」によって結ばれています。島内には青島神社があり、観光地として広く知られています。青島とその周辺の青島海岸は、青島海水浴場をはじめとする一大観光地として発展してきました。 自然と地形 - 鬼の洗濯板 青島の周辺には、...»

宮﨑神宮

宮崎神宮

宮崎神宮は、宮崎県宮崎市神宮に位置する神社です。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社として認められています。この神社は、地元では親しみを込めて「神武さま」と呼ばれています。 概要と社名の由来 宮崎神宮の歴史は非常に古く、かつては「神武天皇宮(社)」や「神武天皇御廟」などと称されていました。しかし、明治6年(1873年)に「宮崎神社」と改称され、その後、明治11年(1878年)に「宮崎宮」と再び改称されました。そして、大正2年(1913年)に神宮号が許可され、現在の「宮崎神宮」という社名に至りました。 社名の由来 社名の変遷は、神社の歴史的な位置づけやその時代の背景を反映していま...»

天安河原

パワースポットとして知られる神秘的な大洞窟

天照大神が岩戸に隠れた時、八百万の神々が集まって相談したという伝説が残る。 いつの頃からか、天安河原には、願いを込めて石を積む姿が見られ、洞窟やその入口付近には二段、三段と積まれた石が無数にある。天安河原の概要 天安河原(あまのやすかわら)は、宮崎県高千穂町にある神話と歴史の豊かなスポットです。この河原は、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸に隠れた際に、八百万の神々が集まり、天照大神を迎え戻すための会議を行った場所と伝えられています。天安河原は、自然の美しさと神話の雰囲気が融合した特別な場所です。 地理と自然環境 天安河原は、高千穂峡の近くに位置し、渓谷や森に囲ま...»

天岩戸神社

天岩戸神社は、宮崎県西臼杵郡高千穂町に位置する神社で、岩戸川を挟んで東本宮と西本宮が存在します。旧社格は村社で、神社本庁の別表神社に指定されています。 日本の古代神話における重要な聖地です。この神社は、神話の中で天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れたとされる岩戸を祀る場所として知られています。天岩戸神社は、古代からの信仰の対象であり、多くの参拝者が訪れる神聖な場所です。 社名と由来 西本宮の名称は、天岩戸を拝することに由来しています。昭和45年に合併し、現在のように天岩戸神社東西両本宮を称するようになりましたが、それ以前の旧称は西本宮が「天磐戸神社」、東本宮は「氏神社」でした。また、東...»

鬼の洗濯板

波の浸食が生み出した奇跡の絶景

周囲860メートルの青島をとりまく波状岩。 砂岩と泥岩が交互に重なった地層(油津層群)からなる山が沈降して海に浸かり、波に侵食された後にわずかに隆起することで「隆起波食台」と呼ばれる地形が形成された。 規則的に重なった地層が緩やかな傾斜をなしているため階段状に侵食されており、巨大な洗濯板のように見えることから「鬼の洗濯板(岩)」と呼ばれる。 青島から南の巾着島までの約8kmの海岸線に見られる。 宮崎県南部海岸には南西から北東に向かって黒潮が、同北部海岸には北から南へ沿岸流が流れており、これらの潮流によって貝殻の破片などが集められ隆起波食台上に堆積することで青島が形成された。 珍しい地...»

チキン南蛮

甘酢とタルタルで食べる鶏料理

衣をつけた鶏肉を揚げ、あつあつのところで甘酢のタレにからめ、タルタルソースをかけて食す全国的に有名なご当地料理。現在主流となっているタルタルソースをかける形のチキン南蛮は、昭和31年に開業した食事処「おぐら」の甲斐義光氏が考案したといわれている。なぜ「南蛮」と名付けられたかについては、魚の南蛮漬けが原型である為という説が一般的である。現在では発祥の地である宮崎県延岡市が町ぐるみでチキン南蛮を全国にアピールしている。...»

釜揚げうどん

細めの麺と濃いダシが特徴。茹でたてうどんのおいしさをそのまま味わう

”釜揚げうどん”は、茹でたうどんの麺を釜からすくい上げて、暖かいつゆにつけて食べる宮崎県を中心とした食べ方。水で締めていないため、茹でたてのうどん特有のもちもちとした歯ごたえが楽しめる。宮崎の釜揚げうどんは他の地域より麺が細めで、のど越しが良いのが特徴。濃厚な茶褐色の麺つゆは、カツオ節や昆布、イリコ、干ししいたけなどが使われ、濃いダシの旨みと魚貝の濃厚な香りが口いっぱいに拡がる。トッピングは好みによって万能ネギや揚げカスなどを使う。うどん本来の味を楽しんで欲しい。...»

地鶏の炭火焼き

鶏の旨味と炭の薫りがたまらない。焼酎やビールとの相性は抜群

小口切りにした地鶏を、塩こしょうで下味をつけ、強火の炭火で炭の色が付くまで黒々とこんがり焼き上げた一品。炭火による燻製のような独特の香りが特徴。元々、古くから宮崎県及び鹿児島県で飼育されていた「地頭鶏」が天然記念物に指定されたため、新たに食用として外来種の鶏との交配で生み出された地鶏が「みやざき地頭鶏(じとっこ)」となり、宮崎を代表する地鶏となった。現在では加工技術の向上による真空包装のおかげもあり、燻製や炭火焼のお土産品も大変人気がある。...»

肉巻きおにぎり

宮崎発の「肉巻きおにぎり」は専門店でも大行列

東京でも専門店に行列ができるほど人気なのが宮崎発の「肉巻きおにぎり」。タレに漬け込んだ豚モモ肉の薄切りをご飯に巻いてこんがりと焼き上げる。甘辛の秘伝のタレを絡めた豚肉と炊きたてご飯の組み合わせが絶品。見た目は豚肉の塊のように見えるのに、中は見た目を裏切るさっぱりご飯、と味のバランスが絶妙。居酒屋のまかない料理から発展したといわているが、あっという間に宮崎で評判となり、とうとう東京へも進出を果たした。地元宮崎ではホテルでオードブルとして提供されるなど地位も確立。完成度の高い一品料理だ。...»

筍ずし

塩漬けで保存した筍をじっくり煮込んで作った味わいある一品

「筍ずし」は宮崎県は北方町の料理。春5月~6月にかけて採れる淡竹の一種、黒竹のタケノコを塩漬けで保存する。タケノコの保存は難しく、真空での保存や塩漬けなど、昔から工夫されてきたが、この地域では塩漬けにし、旬以外の時期に使えるように保存している。調理は砂糖と醤油で薄味をつけてじっくりと煮込み、数日かけて味をなじませる、という手間ひまかけた一品。タケノコといえば、淡白ながら歯ごたえと独特な香りで昔から日本では好まれる食材だが、それを存分に味わえる一品と言えよう。 ...»

冷や汁(宮崎県)

夏バテ解消にピッタリ。冷たい味噌汁をぶっかけて食べるご当地汁

魚のすり身に炙った味噌、すりごまなどを合わせたものを、魚の頭や骨、昆布などでとっただし汁で伸ばし、豆腐を加え、冷えた麦飯にかけて食べる郷土料理。使う魚は様々だが一般にはアジやトビウオ、カマスなどを使う。古くは鎌倉時代の書、鎌倉管領家記録に「武家にては飯に汁かけ参らせ候、僧侶にては冷汁をかけ参らせ候」と記されていた。これが全国に広まったが、特に夏の厳しい宮崎県の風土に適して郷土料理として定着するようになった。現在でも宮崎県の家庭では一般的に食されている。...»

宮崎ラーメン

麺、スープ、具、の相性が抜群においしい

現在では、全国区にファンを持つ”宮崎ラーメン”。柔らかめの太麺と豚骨系スープの組み合わせを基本に、もやしや、濃い目に味付けをしたメンマ等がのせられる。豚骨系スープでありながら、あっさりと仕上げたものが多いが、地域によってはこってりした味わいが楽しめるところもある。柔らかめの麺にスープがよく絡み、味にまとまりが感じられるのが人気の秘密。物足りなくなりそうな歯応えを補っているもやしやメンマの存在感が秀逸なラーメンだ。...»

かつおめし

刺身の残りのかつおを使った漁師の贅沢まかないめし

「かつおめし」とは、漁師たちが忙しさの合間にかきこんだといわれるまかないめし。釣れたかつおを船の上で調理し、刺身の残りを醤油につけておき、炊いたご飯と一緒にかきこむ、という食べ方だ。時にはお茶をかけてお茶漬けにすることもある。醤油に県南の甘い醤油を使い、これに半ずりにした白ゴマを加える。お茶漬けの薬味にはワサビとネギ、もみ海苔を添えて食べる。醤油独特の風味が広がり、ゴマの香りがかつおの臭みを消してくれる。地元では通称「くまの」ともいわれているそうだ。...»

むかでのり

伝統手法を守り続ける夫婦が作る、日南海岸の貴重な珍味

“むかでのり”の原料は、寒天を作るテングサの一種で、宮崎の日南海岸だけでしかとれない希少な海草だ。色と形がムカデに似ていることからその名がついた。海草を煮詰めて固めた後に、味噌漬けにする。ぷるぷるとした歯応えで、味噌の風味と磯の香りが酒の肴にもあう。現在では地元の中野さんご夫婦が手作り無添加の伝統手法を守り続けているが、近年の環境変化により、材料がとれず作ることができない時期もあるというから貴重な珍味であるといえる。 旬4月 5月 6月 7月 8月...»

めひかりの唐揚げ

淡白ながらに適度な脂が乗っためひかりは唐揚げが絶品

めひかりは水深100m~300mに住む深海魚。深海魚を食べると聞くと、一見珍しいと思われがちだが、延岡では古くから漁師料理としてその味を楽しんでいた。淡白で骨が柔らかい白身の魚は適度に脂が乗った上品な味わい。楽しみ方は刺身をはじめ、一夜干し、フライ塩焼きとバラエティー豊かだが、中でも唐揚げは特に好まれる食べ方だ。漁師が毎日食べても飽きない味、といううまさが特徴。テレビで「延岡のめひかり」と紹介されたことでブームに火がついた。いまや全国的に有名。...»

辛麺(宮崎辛麺)

辛いっ!だけど旨いっ!宮崎県民の大好物

汗をかきながらも、最後のスープ一滴まで飲みほしてしまいたくなる「辛いけど箸がとまらない」宮崎県発祥のラーメンが、「辛麺」である。その最大の特徴は、何と言っても「辛さ」!大粒の大量のにんにくと、唐辛子によって生み出される旨みと辛味が混在するスープは、「辛いけど箸がとまらない」といわれる辛麺最大の特徴である。そしてスープと相性抜群なのが、そば粉と小麦粉を使用し、シコシコとした独特のコシのある麺。食物繊維を多く含み、女性にも人気のようだ。そして具材には、食欲を増進させるニラと、大粒のにんにく、強烈な辛さを包み込むふんわり溶き卵とひき肉が入る。南国宮崎で、噴出す汗をもろともせず、辛いっ!だけど旨いっ!...»

レタス巻き

作曲家・平尾昌晃氏の野菜嫌いを直そうと寿司屋の主人が考案

酢飯にレタスとエビをのせて、マヨネーズを加えて巻きこんだ寿司が”レタス巻き”。昭和41年、宮崎市にある寿司屋「一平」の初代店主、村岡正二さんが、友人で作曲家の平尾昌晃氏の野菜嫌いを直そうと考案したもの。今では市内の多くの寿司屋でメニューにとり入れられており、玉子焼きを加えたものや、細巻きだったり、太巻きだったりなどと、店によって様々なアイデアが施されたレタス巻きが楽しめる。宮崎県以外でも、九州南部のコンビニエンスストアや惣菜店で販売されている。...»

青じそ千枚漬

塩漬けで固めた青じそを味噌と砂糖でじっくり漬けた保存食

千枚漬けは日本で広く好まれる漬けものだが、宮崎の青じそ千枚漬けはいわゆる千枚漬けとはちょっと違った漬けもの。たくさん使うことを「千枚」と言っていたことからこの名がついている。シソをたくさん使った保存食である。シソの葉に塩をふり、樽に重ねて重しをして数日漬けたものを使い、重ねたまま切り分けてサラシで包み、砂糖と味噌を混ぜたものに半年間漬けこんだもの。味噌の風味とシソのさわやかな香りが特徴的。冷蔵庫がない時代の保存食として作られたといわれている。...»

かにまき汁

川に生息する山太郎かにで作られるふんわり濃厚な絶品の汁

宮崎県北郷町に伝わる「かにまき汁」は、山太郎ガニ、別名モクズガニとといわれる川がにで作る一品。この地方では山太郎がには貴重なたんぱく源だ。かにまき汁は生きたままのよく洗った山太郎ガニの甲羅を外し、足と身はそのまま臼に入れて杵で砕き、味噌を加える。その後水を加えザルでこし、弱火でゆっくりと加熱すると、カニと味噌の成分でメレンゲのようなふんわりしたまとまりができあがり、汁は澄んでくる。これにお好みで生姜やネギ、ゆずの皮などを薬味として入れ、食べる。口触りがよく濃厚なうまみが広がるのが特徴の郷土料理。...»

マグロ ごんぐり煮

新鮮なマグロの胃袋を甘辛く煮込んだ絶品の郷土料理

宮崎県南那珂地域は漁業が盛ん。古くから マグロ、カツオ漁を行っている。この地域ではマグロの胃袋のことを「ごんぐり」という。「マグロのごんぐり煮」は胃袋を甘辛く煮たもの。砂糖、醤油、みりんを使い、甘辛く煮込んだごんぐり煮は、お酒の肴としてもご飯のお供としても人気だ。新鮮なマグロでしか作ることができない料理とされているので、マグロ漁が盛んなこの地域ならではの郷土料理ということもできるだろう。この地域では食堂や料理屋で気軽に食べることができる一品。...»

宮崎地鶏 もも焼き

香ばしくてジューシー。宮崎地鶏のおいしさをダイレクトに味わう

宮崎地鶏は「地頭鶏(じとっこ)」と呼ばれる在来種と、肉質に優れたほかの鶏とを交配させて誕生した。地頭鶏は昔、地頭職に献上していたことが名前の由来とされる。宮崎地鶏も地頭鶏の特性を受け継ぎ、肉質が軟らかくてジューシー。旨みも深い。しかも低脂肪、低カロリーだ。 その宮崎地鶏を使ったもも焼きは、焼いている間に落ちる脂が煙にいぶされ、炭の香りと、肉の風味を引き立たせるのが特徴。一皿でも意外にボリュームがある。焼き方が命であり、店ではそれぞれこだわりの焼き方がある。...»

鮎料理(宮崎県)

五ヶ瀬川の清流で育まれた親鮎を楽しむ秋の風物詩

宮崎県延岡市の秋の風物詩の一つといえば、丸太や石で造られた「鮎やな」といわれる仕掛けが五ヶ瀬川の川幅いっぱいにかけられている風景だろう。鮎は春に稚魚で五ヶ瀬川の上流に上り、夏に清流で珪藻類を食べて脂の乗った親鮎となる。そして秋、産卵のために中流、下流へと向かうのだ。それを獲るのが鮎やなといわれるしかけだ。延岡では10月~11月にかけてが鮎の旬。ということで、この時期になると塩焼き、味噌焼き、せごし、鮎めしなどの調理法により、鮎づくしの料理が楽しめる。...»

魚うどん

魚のすり身で作った麺が味わい深い宮崎の郷土料理

うどん粉の代わりに魚のすり身を使って麺を作るのが”魚うどん”。宮崎県の郷土料理で、戦時中の食糧難の時代に代用食として考えられたのが発祥だといわれる。発祥当初はシイラの身で作られていたが、仕上がりがよりうどんらしく、旨みがあるとして徐々にトビウオの身を使うように代わっていった。現在でも、宮崎県の日南市で毎月開かれる”港(みなんと)あぶらつ朝市”で食べることができ、魚の旨みが直で味わえる”魚うどん”は、お年寄りから子供まで、老若男女問わず好評を得ているとのことだ。...»

宮崎かつお うみっこ節

伝統製法で2日かけて作るかつおしょうゆ節はジューシーふっくら

「宮崎かつおうみっこ節」は昔ながらの伝統製法で作られたこだわりのかつお節。宮崎県で水揚げ、または一本釣りで漁獲されたかつおのみを原料として使用。昔はどこの家庭でも日常的に作られていたという伝統料理の「かつおしょうゆ節」を参考に女性たちが開発した。全て手作業で作られ、完成までには2日かかるというこだわりの味。同じかつおを使ったなまり節に比べるとジューシーでやわらかく、ふっくらしているのが特徴。伝統の味から作られた秘伝レシピによる独特の甘辛しょうゆ味にかつおの風味が生きている。...»

厚焼き玉子(日南)

門外不出の製法を今も守る伝統の厚焼き玉子

その昔、殿様に献上されたという名物の「日南の厚焼き玉子」。今でも地元では祝い事には欠かせないという飫肥名物の品で、「飫肥の厚焼」と言われる。柔らかく上品な味わいで口当たりはまるでプリンのようだ。七輪で焼き、仕上げにフタをしてその上に炭火を置き、上と下から手間と時間をかけてじっくりと焼き上げるのが特徴。創業時から門外不出と言われる製法で、変わることなく焼き続けられている。現在は十代目が焼いているそうだ。絶対に入手したい、という人は予約した方が確実、という売り切れ必至の一品だ。...»

カツオ炙り重

一本釣りカツオを炭火でいただく贅沢なご当地グルメ

「一本釣りカツオ水揚げ」で知られる日南市で誕生したご当地グルメが“カツオ炙り重”。水揚げされた新鮮な一本釣りカツオを使い、2種類のタレに漬けこんだあと七輪で炙り、ご飯の上にのせて食べるという贅沢などんぶり。炙りだけでなく、希望者にはカツオの刺身やお茶漬け等でも味わえるので、ひとつのどんぶりで、3つのおいしさが味わえるのも魅力だ。重箱に盛られたご飯は地元宮崎県産のお米を使い、副菜、香の物、汁物にも、同じく地元でとれた旬の食材が使われている。日南市内の数店舗で味わえる。 旬2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月...»

宮崎焼酎もろみ漬(シイラ)

ハワイでの高級魚シイラを使った、手間ひまかけた焼酎もろみ漬

ハワイで高級魚の扱いを受けるシイラは世界中の温かい海に分布する回遊魚。成長が早く、1年で1m以上にもなる。黒潮の影響を受ける宮崎は全国でトップクラスの漁獲量を誇る。脂が少なく、くせのない淡泊な風味から、近年、ヘルシーな魚として注目。「宮崎焼酎もろみ漬」は焼酎の粕に麹を加えて熟成させた漬け床に、3枚に卸したシイラの切り身を漬け込む。そして、網の上でじっくりと炙って仕上げる手間ひまかけた一品。そのままでもおいしいが、レンジまたは湯せんで温めるといっそう風味が一段と引き立つ。また、冷めても硬くならないのも特徴だ。...»

日向かぼちゃ漬

色合いの美しい宮崎の「日向かぼちゃ」を特殊な製法で味噌漬に

宮崎の特産品である日向かぼちゃは、「日本かぼちゃ」「黒皮かぼちゃ」と言われる品種であり、でこぼこの凹凸がある表面は黒緑色をしている。また、日向かぼちゃは、肉質がやわらかく甘みがあり、色合いが優れているのが特徴。このかぼちゃを使い独特の技法で味噌漬にしたものが「日向かぼちゃ漬」である。歯切れ良く、風味豊かな味わいは、宮崎の珍味として評判だ。ご飯のおかずとしてはもちろん、お茶うけ、酒の肴にも最適な一品。...»

みやざき地頭鶏

環境やエサなどに、とことんこだわった自慢の地鶏

国の天然記念物にも指定された”地頭鶏(じとっこ)”と呼ばれる鶏が原種で、この地頭鶏と肉質に優れた別の鶏とを交配させて誕生したのが”みやざき地頭鶏”。一平方メートル当たり、1~2羽という広々とした環境で、のびのびと放し飼いで育てられる上、一般的な食用鶏(ブロイラー)の飼育期間が2ヶ月なのに対して、みやざき地頭鶏は4~5ヶ月と、じっくり育てられるのが特徴だ。その結果、やわらかくジューシーな肉質になり、低脂肪、低カロリーで消化も良く、ヘルシーに楽しめる鶏肉に仕上がる。炭火や刺身などで全国各地で食べられている。...»

おび天

魚のすり身と黒砂糖のハーモニーが絶妙な、ふんわりやさしい味

”飫肥(おび)の天ぷら”は、宮崎県日南地方に江戸時代から伝わる郷土料理。日南灘近海でとれる新鮮なイワシやトビウオなどの小魚を丸ごとすり身にして豆腐と合わせて、味噌やしょうゆ、黒砂糖で味付けをした後、油でこんがりときつね色に揚げたもの。天ぷらというよりも、見た目はさつま揚げに近いが、ふんわりと柔らかく、黒砂糖で味付けされているのでやや甘めでやさしい味わい。日南市飫肥地域では、飫肥の天ぷらを定食として提供する店もある。揚げたてをぜひ味わいたい。...»

おちちあめ(鵜戸神宮)

妊婦さん、産婦さんにおすすめ!神話にまつわる懐かしい甘さのあめ

縁結び、夫婦和合、安産の神様を祀る鵜戸神宮の名物あめである”おちちあめ”。海幸・山幸伝説に登場する豊玉姫にまつわる話にちなんで作られたもので、乳の出が良くなるといういわれがある。トウモロコシのでんぷんを砂糖と混ぜたものに、鵜戸神宮から慎重に運ばれる“御乳水”を加えて作られており、素朴ながらも懐かしく優しい甘さが楽しめるあめだ。御乳水とは、神殿が鎮座する洞窟の奥にある、まるで乳のような膨らみを持つ「御乳岩」から滴る清水のことで、豊玉姫が我が子をおいて海に帰る時に母乳代わりに残したといわれる。...»

やまめ甘露煮

幻のヤマメを堪能できるイチオシの料理

宮崎県五ヶ瀬でとれるヤマメは県が認定する水産物ブランドのひとつ。幻といわれた天然ヤマメの人工ふ化に日本で初めて成功した波婦(はき)川沿いには、ヤマメ料理で名を馳せる「やまめの里」も存在する。ヤマメの甘露煮はヤマメを味わうのに最も適した料理で、外側を炭火で素焼きすることでヤマメの旨みを閉じ込め、丸一日煮込み上げる。骨まで柔らかく煮込まれた身に、甘辛い煮汁がしっかりとしみ込み、濃厚な旨みが広がる。酒のつまみに、ごはんのおともに最高の一品だ。...»

きなこ豚

澄んだ空気と清水流れる大自然の中できな粉を食べて育つ健康な豚

”きなこ豚”は、畜産が盛んな都城市にある「はざま牧場」で、宮崎県の澄んだ空気と清流の中で大切に育てられている。大豆からできる栄養価の高い“きな粉”と、厳選したトウモロコシ等とブレンドした飼料で育つ豚は、豊かな植物性たんぱく質で甘みが増した脂が絶品。栄養タップリで健康に育てられるため、旨みもまろやかで、様々なメニューでおいしく食べられる。きなこ豚を初めて食べるのなら、豚肉本来の味がわかるしゃぶしゃぶがおすすめ。保水性が高く弾力のある肉質をダイレクトに楽しんでもらいたい。...»

高千穂牛

県有数のブランド牛。とろける舌触りと甘みが◎

「高千穂牛」とは、宮崎県西臼杵郡の繁殖農家によって産み育てられている黒毛和牛を指す。高千穂家畜市場に上場され、格付け等級としてはA4以上の牛肉。宮崎県は黒毛和牛の一大産地であり、神戸などにも子牛を提供している。知事も絶賛する日本でも有数のブランド牛は、肉が柔らかく、さしといわれる霜降りが見られ、脂に甘みがある。舌触りが柔らかく豊潤なうまみがあるので、年齢性別を問わず人気だ。地元で人気の食べ方には、からし醤油で食べる、という方法もある。通信販売などで全国で手に入れられるようになってきた。...»

都城和牛

霧島連山の大自然と栄養分の濃い飼料で大切に育てた霜降り和牛

最高級の肉質を持つ但馬牛の系統の黒毛和種を、雄大な霧島連山の大自然に囲まれた快適な畜舎のなかで、栄養成分の濃い飼料をふんだんに与え大切に育てられる”都城和牛”。清流からのおいしい水や稲わら、トウモロコシ、大豆かす、大麦、米ぬか等の濃厚飼料を与えることで、きめ細やかな霜降りを作り上げ、舌の上でとろけるようなジューシーな味わいになっている。シンプルに塩だけで味を付けて、さっと網焼きにすれば、肉本来の旨みと脂の甘みが堪能できる。...»

宮崎牛

和牛のオリンピックで内閣総理大臣賞を受賞した宮崎の誇り

宮崎は乳牛、肉牛、豚、鶏のすべてにおいて全国有数の生産高を誇り、黒毛和牛の生産量も全国第2位。その黒毛和牛の中でも、「日本食肉格付協会」が定める格付基準の肉質等級4等級以上の最上級のものだけが”宮崎牛”の名前を許されて出荷される。豊潤で奥深い味わいは、国内外で最高の評価を得ている。平成19年の和牛のオリンピック「第9回全国和牛能力共進会」にて、最も優れた種牛と肉牛に贈られる内閣総理大臣を受賞。甘さのある脂と口の中でとろけるやわらかさは絶品といわれる。...»

山太郎ガニ(モクズガニ)

山奥の渓流に棲む“山太郎”。鍋や味噌汁にも最適な絶品ガニ

“山太郎”とは、モクズガニ、ツガニを呼ぶ方言であり、古くから地元住民の秋の貴重なたんぱく源としても重宝され、食べられてきた。山太郎は、その名にもある通り、山奥の渓流にまで棲息しており、産卵のために川を下る秋から冬にかけての時期に、籠漁によって捕獲される。モクズガニは、そのまま塩ゆでにして食べても良いが、野菜や豆腐などと一緒に味噌汁や鍋に入れると、カニの旨みが出しににじみ出て、コクのある味わいが楽しめるようになる。 旬    9月 10月 11月...»

Mの国 黒豚

飼育管理から血統にまでこだわり抜いた大自然の中で育つ安心黒豚

都城盆地の澄んだ空気と、霧島連山からの豊富な地下水に恵まれた大自然で育てた黒豚で、サツマイモと大麦をたっぷりと加えたこだわりの専用飼料を与えて黒豚本来の旨みを引き出した豚肉。酵母や乳酸菌等も添加した飼料は体の中から健康に育て、血液の酸化防止や新陳代謝促進に繋げている。更に食肉処理工場はHACCP(危害分析重要管理点)の厳しい基準をクリアしており、その工場で処理された豚肉は鮮度が落ちにくく、日持ちするため、安全・安心さも高い。...»

伊勢エビ(日南海岸)

天然ならではの旨みがたっぷりつまった贅沢な海の幸

黒潮の恵みをたっぷり受けて育った”日南海岸の伊勢エビ”は、大振りで身が締まり、弾力のあるプリプリとした食感が特徴。毎年9月の伊勢エビ漁解禁にあわせ、ホテルや食事処などで「伊勢エビ大漁まつり」が開催され、高級食材として知られる伊勢エビをお得な値段で味わえるとあり、この時期は地元客をはじめ、多くの観光客で賑わう。日南海岸の伊勢エビは翌年の4月いっぱいまで楽しめる。天然ものならではの鮮度抜群の伊勢エビを存分に堪能したい。 旬 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 4月...»

ひむか本さば

天然種苗から育てるひむか本さばは関さばにも匹敵するうまみ

北浦町の養殖マサバ「ひむか本さば」は関さばにも匹敵する味だと評判だ。さばの漁獲量の減少により、養殖が始められるようになった。天然の種苗を無投薬で飼育している。さばは回遊魚で体が痛みやすく、養殖では夏場の水温の管理も難しい。北浦町ではこれらの問題をクリアし、さらに出荷前7日以上は餌をとめ、胃を空にして肉質の向上につとめている。肉質が維持され、身そのものに歯ごたえや味わいがあるだけでなく、適度な脂肪を含むうまみのある魚となっていて、刺身でも好評。寿司店、割烹などにも出荷されている。 旬 10月 11月 12月 1月 2月...»

油津産 マグロ

マグロ景気に湧いた昭和の栄華をしのばせる港町・油津

昭和の始めに空前の”マグロ”景気に湧いた宮崎県日南市油津。春から初夏にかけて黒潮にのってくるマグロが、年間4000~8000トンも水揚げされ、多いときには全国から600隻もの漁船が集まり、釣れたマグロが市場に入りきらず、競りまで船付き場に積まれていたともいわれている。現在は、かつてほどの賑わいはないが、油津近海ではマグロ漁業が行われている。毎月第2・4日曜日の早朝には朝市も行われ、新鮮なマグロが購入できるので、油津を訪れた際には港町の情緒ある街並みを楽しみがてら、朝市も覗いてみて欲しい。...»

一本釣りかつお

豪快な漁師達から受け継がれる伝統の一本釣り

”カツオ”の一本釣りで有名な宮崎県。その漁獲量総数は年間2.2万トンにのぼる。黒潮に乗り、北上するカツオの魚群を目指し、豪快な一本釣りで一日に10~40トンほど水揚げするという。一本釣りとは、日本古来の漁法で、カツオの群れをめがけ生きたままのイワシをまく。すかさず散水機で水しぶきを発生させ、擬餌針をつけた太い竿で、カツオを船上に投げ出すように、豪快に1匹ずつ釣り上げていく。“たたき”で有名なカツオだが、刺身にした“一本釣りかつお”は、カツオ本来のやわらかく、しっかりとした弾力が味わえる。...»

北浦灘あじ

厳しい自然環境で育った「北浦灘あじ」にひと手間かけて出荷

日向灘は古くから潮流が速いことで知られる。こうした厳しい自然環境の中で元気に回遊するマアジを生きたまま漁獲し、港の生け簀に運んで1週間蓄養、安定させてから活魚として出荷されるのが「北浦灘アジ」だ。蓄養することで胃の内容物が除去され、鮮度が高くなり肉質が安定する。またその間餌を与えないことで脂が全身に回り、味をまろやかに向上させることができる。こうした手間ひまをかけた北浦灘アジは、九州、中国地方をはじめ、関西や関東、東北地方にも出荷され、刺身はもちろん、さまざまな調理法で食されている。 旬    3月 4月 5月 6月 7月 8月...»

門川 金鱧

味さっぱり脂肪たっぷりの「門川金鱧」は滋養食にぴったり

門川町は宮崎県北部、日向灘に面した町で漁業が盛ん。鱧といえば京都が有名だが、実は門川町でも多く漁獲されている。以前は関西方面にその多くを出荷していたが、最近ではブランド力が浸透し、「門川金鱧」と名付けられ、地元での消費も多くなってきた。水揚げしてからストレスを取り除くために4日以上蓄養するなど、品質が向上する取組が行われているこだわりの魚だ。白身で脂肪があるわりに淡白な味の鱧は滋養食として好まれる。骨が多いので、「骨切り」と言われる独特の処理を施し、食べやすい形で全国に届けられている。 旬    6月 7月 8月...»

関之尾 コイ

都城盆地の清流が育て、くせがなく深い甘み・旨みを持つコイ料理

宮崎県都城市を代表する観光地のひとつであり、ダイナミックな白い飛沫と轟音の涼やかな景観を楽しめる「関之尾滝」を有する関之尾地区では、都城盆地から湧き出る清らかな水で育った”コイ料理”でも名を馳せる。清流で育つので、身にくさみがなく、きれいなピンク色をした刺身は、淡白な味の中に上品な甘みと旨みが感じられ、酢味噌やぽん酢をつけておいしく味わえる。コイは“食べる薬”と称されるほど栄養がある魚で、たんぱく質やビタミンを多く含み、夏バテなどの疲労回復や産婦の母乳の出を良くするともいわれる。...»

宮崎県産 とびうお

宮崎に夏を告げるとびうおは食感を楽しめる刺身でもOK

ダツ目トビウオ科の魚。亜熱帯から温帯の海に生息し、南の海から産卵のために黒潮に乗ってやってくる。宮崎では6月頃、沿岸で見られるようになる。産地は日南市や串間市。日本では24種が見られる。干物が有名だが、新鮮であれば刺身にもでき、シコシコした食感と甘さがその特徴。脂肪分が少なく、味は淡白だが、照り焼きなどもおいしい。また、つみれやさつま揚げなどにも加工される。「魚うどん」として日南海岸では名物に。宮崎の夏の風物詩として、夜、海面を飛ぶトビウオを手網でつかむ「トビウオすくい」も有名だ。 旬    6月 7月 8月 9月 10月 11月...»

宮崎県産 シイラ

迫力のある大きさと見た目によらず、ふわっと優しい味わいの白身魚

2メートルの大きさになることもある”シイラ”は、角張った顔と細長い体が特徴の魚。身が筋肉質で脂質が少ないため、鮮度保持が難しく、傷みが早いが、近年の発達した冷凍技術により、3~8月の漁期の間だけでなく、年を通して食卓に並んでいる。新鮮なシイラは、ほのかなピンク色が美しい刺身や、カラッと揚げたフライで、そのふわっとした食感と甘みのある優しい味わいを堪能できる。シイラは、外国では人気が高く高級魚として扱われることも多いが、日南では大衆魚のひとつとして、その味を存分に楽しまれている。...»

沖〆宮崎カンパチ

鮮度保持効果の高い独特な活き締め法で出荷される新鮮カンパチ

比較的高い水温を好むカンパチにとって、黒潮が流れる日向灘は住みやすい海域。その良好な漁場で稚魚の頃から成魚になるまで一貫した飼育管理体制によって養殖されているのが”宮崎カンパチ”だ。漁連が指定した飼料を与え、病気防止措置を講じる等、厳しい管理体制のもと様々な工夫によって品質を向上させ、新鮮なカンパチの歯触りや切り身の透明感が長く保たれる「自動活け締め脱血装置(特許取得済)」で加工するという画期的な出荷方法が特徴だ。沖〆宮崎カンパチは、宮崎県の水産物ブランド品としても第一号認定されている。...»

日向夏(フルーツ)

ジャムやジュースのみならず、刺身風にしても美味しい日向夏

日向夏は、1820年に宮崎市の真方安太郎の邸内で偶発自生しているのが発見された。ユズが突然変異した果実と考えられている。 4月頃に成熟し、温州みかんよりやや大きい。表皮は黄色でつるっとして厚みがあり、果肉は酸味があり甘さが控えめ。 グレープフルーツやレモンの味に近いが、果実の表皮における白い部分も食べられるので、 黄色い表面だけを薄く剥いで食べる。そのまま砂糖をかけて食べたり、ジュースやジャム、果実酒にしたり、また変わった食べ方としては醤油やポン酢をつけて刺身として食べてもおいしい。 旬 2月 3月 4月 5月...»

太陽のタマゴ(完熟マンゴー)

完熟し自然に落下したものをキャッチ!官能的な味がたちまち虜に

「完熟」にこだわった宮崎産マンゴーは、樹上で熟し、自然に落下したもののみをネット袋でキャッチして収穫する。マンゴーの中でも特に人気の高いアーウィン種という品種で、糖度15度以上、重さ350グラム以上という厳しい基準に合格したものを”太陽のタマゴ”というブランド銘をつけて販売。市場での評価も高く、高値で取引されている。完熟マンゴーは、甘い香りと滴る果汁、口中に広がる濃厚でとろけるような食感と味わいが魅力で、一度食べるとたちまち虜に!特産品としてケーキやゼリーなどの関連商品も多い。 旬 4月 5月 6月 7月...»

完熟きんかん たまたま

小さくても上品な甘味と酸味が濃厚な1粒にはビタミンCも豊富

天翔大橋と渓谷の景観が壮大な日之影町の上小原地区で栽培され、ご当地ブランドに認定されている“完熟きんかん たまたま”。「ハウス栽培で開花から210日以上経過」、「糖度16度以上」、「直径2.8センチ以上の大きさ」という基準を満たしたものだけに、その銘柄がつけられる。温暖な宮崎県にありながら、朝晩の冷え込みが厳しいこの地域は、その昼夜の寒暖差で、実に糖分が凝縮し、適度な酸味を持つまるまるとしたきんかんが育つ。生のまま皮ごと丸かじりにしても、さわやかな甘味と酸味が口の中に広がり、さっぱりと楽しめる。 旬2月 3月...»

木花いちご

宮崎の太陽をいっぱいに浴びて大きく育った真っ赤な果物のお姫様

宮崎市南部にある木花(きばな)地区では、“章姫(あきひめ)”、“さがほのか”、“紅ほっぺ”といった3種類のいちごが栽培されている。宮崎の太陽を受けて真っ赤に熟れた鮮やかないちごはひと口でおさまらない程の大粒揃いで、瑞々しく甘い果汁と、さわやかな香りが口いっぱいに広がる。いちごはビタミン豊富で免疫力アップや美肌効果も期待できるという。木花地区では、おいしいいちご作りにたっぷりと手間をかけるため、栽培棚を腰の高さにを設けるなど、いちごと自然に触れあうような工夫をして取り組んでいる。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月...»

佐土原うなぎ

いい水と温暖な気候が育てるこだわりの鰻

宮崎は日本有数のうなぎ養殖の盛んな県。中でも佐土原は特に有名で、そもそもシラスウナギがよく獲れる地域だったことから養殖が始まったとされる。塩分を含んだ一ツ瀬川地下水と温暖な気候という、うなぎの育成に適した環境が整っている。さらによいうなぎを育てるためにこだわりの技術を集結。丁寧に育てられたうなぎは、ふっくらと弾力があってやわらかい肉質、さらに甘みを持つ、という品質の高い味わいだ。その品質の高さはうなぎの蒲焼専門店からも折り紙つき。相性ぴったりの秘伝のタレを絡めた蒲焼は絶品だ。...»

宮浦 ポンカン

日向灘の潮風と太陽光をいっぱいに浴びたジューシーなポンカン

日南市宮浦地区の日当たりの良さと日向灘からの潮風をいかして栽培される、大ぶりで鮮やかな橙色の”ポンカン”。実がつく7月頃から11月下旬頃の収穫の時期まで、実を選別を繰り返しながら摘果を行い、収穫後も出荷までに約1週間保存をして追熟させる。そうすることで、やわらかく甘い実に仕上がるという。皮を剥いた瞬間、実からさわやかな香りがフワッと広がり、程よい酸味を感じるジューシーな果汁があふれだす。宮崎の太陽をいっぱいに浴び、ひとつひとつ大切に育てられた温もりいっぱいのおいしさだ。 旬 12月 1月...»

サニールージュ(ぶどう)

ルビー色が美しい種無しの「サニールージュ」は食べやすさで人気

昭和52年「ピオーネ」と「レッドパール」を交雑して育成された宮崎のブドウ「サニールージュ」。果実はきれいなルビーの色。種がなく、甘みが強め、酸味が弱めと食べやすい。また、子どもでも一口で食べられるサイズなのも人気だ。雨の多い宮崎は品質のよいブドウ作りのために手間を要する地域。ビニールで保護しながらのトンネル栽培という手間をかけることにより、美しい果実を実現した。種無し果実の生産でさらに人気が高まっている。ブドウの中では早生種であり7月が食べごろ。 旬 7月 8月...»

マルチ日南1号(温州みかん)

雨の多い宮崎ならではの工夫を施し晩夏に出荷される極早生みかん

温州みかんの極早生系統である”日南1号”は、宮崎県で発見された品種で、晩夏9~10月に出荷される。栽培過程で、果樹園の土壌水分を調整するマルチシートを地表に敷くことで雨水が入りすぎるのを防ぐ一方、地中の水分を程よく蒸発させることで、実に甘みが凝縮し、さわやかな香りと豊かな風味を持つみかんに育つ。また、地表に敷くシートを白色にすることで太陽光を反射させ、実により多くの光が当たるような工夫がされている。これにより、濃オレンジ色が鮮やかなみかんが育つようだ。 旬    9月 10月...»

たまたまエクセレント(完熟 金柑)

つやつやと美しい“きんかん”を丸かじり!完熟した抜群の甘さを

宮崎県特産品として有名な“きんかん”のブランド“たまたま”の中でも糖度が高く、選りすぐりの品種が“たまたまエクセレント”。完熟させた生食用のきんかんは、宮崎県の有名フルーツとして名を連ねている。甘露煮はもちろんのこと、新鮮なものはジューシーな甘さが堪能できる丸かじりがおすすめ。直径3.3センチ以上とピンポン玉ほどの大きさで、つやつやとしたかわいらしい外観も魅力で、酸味や苦みが少ないきんかんのおいしさを手軽に楽しめる。 旬    1月 2月 3月...»

清武町産 パパイヤ

美味しいだけでなく体にもうれしい魅力の果実

温度変化に敏感で、傷がつきやすく、栽培が難しいといわれる”パパイヤ”は、熱帯アメリカが原産で「天使のフルーツ」や「メディカルフルーツ」とも称される栄養豊富な果物。宮崎県清武町では、10メートル程にまで生長するパパイヤの木を、地を這わせるようにロープで固定することで、ハウス内に収めて育てており、清武町が独自の栽培法だ。ハウスで育ったパパイヤは、瑞々しくてやわらかく、さわやかな甘さが楽しめる。そのまま食べるのはもちろん、サラダに入れたり、生ハムで巻いてもおいしい。 旬 5月 6月 7月...»

宮崎県産 超早場米

宮崎の先人たちが生み出した知恵と工夫の米

”超早場米”とは、日本で最も早く収穫される新米だ。超早場米の生産地として知られる宮崎県だが、その稲作方法が現在に定着するに至った経緯は、この土地の風土が大きく影響している。宮崎は台風の影響を受けやすい位置にあり、昔から台風による作物被害を多く受けてきた。そこで台風被害を避けるべく先人たちが長い年月をかけ築きあげたのが、2月から3月に田植えをし、7月に収穫を行うという超早場米だった。お盆前から市場にお目見えする一足早い新米の味は格別だ。...»

みやざき京いも

ぬめり気が少なくホクホクした食感の京いもは煮物向き

「京いも」は、さといもの一種で、その形状から「たけのこいも」とも呼ばれる宮崎の特産品。販売促進担当者が京都で精進料理で使われているさといもの味に感動し、その味にあやかって「京いも」とつけられたとされている。明治時代に台湾から入ってきたことから、地元では「台湾いも」と呼ぶ人も。11月中旬に収穫時期を迎える。東京市場では実に約9割の京いもが宮崎産である。皮がむきやすく、煮崩れしないという特徴があり、煮物やおでんなどの煮込み料理に向いている。他のさといもに比べるとぬめり気が少なく、ホクホクとした食感。 旬    11月 12月...»

串間産 水田ごぼう

生産者の愛情と大地の恵みたっぷりの絶品野菜

秋から冬にかけて休耕田となる時期の土地を利用して作られるのが串間の“水田ごぼう”。一般的なごぼうの長さは約1メートル程だが、水田ごぼうの長さは約60センチと短めなのが特徴だ。水田ごぼうは収穫すると、すぐに乾燥防止とアク抜きのため、水に浸される。その後、土を落とし、一本一本手作業で丁寧に洗っていくと、徐々に白いごぼうが姿を現す。この収穫後の手間を惜しまず作業を行うことで、やわらかく、香りが良い水田ごぼうが楽しめる。草間の生産者のイシオシ料理は“ごぼう南蛮”。宮崎を訪れた際は味わいたい。 旬 11月 12月1月 2月 3月 4月...»

佐土原ナス

一度は幻となったなすを伝統野菜として復活させた食味の良い逸品

その昔、佐土原藩を中心に栽培されていたことからその名がついたとされる”なす”で、なめらかな食味で味が良いと親しまれていたが、栽培環境に敏感で色と果形が揃いづらく、収穫量も少なかったため、徐々に姿を消して幻の野菜となっていた。そのおいしいなすを復活させようと生産を再開したのが、現佐土原町の研究会。やわらかく舌の上でほぐれるようなプルンとした食感で、格別の下触りと甘みが楽しめ、焼きなすや子なすの一夜漬けといったシンプルな料理でもおいしい。 旬    8月 9月...»

つわぶき(山菜)

南九州の温暖な気候が育む、野趣あふれる山菜

“つわぶき”は日本原産のキク科の多年草。ふきに似た形で、温暖な海に近い山地に自生している山菜だ。秋から冬にかけて、可憐な黄色の花が咲くつわぶきは日南市の市花に選ばれ、地元の人々にも親しみ深い。古くから春の山菜として食用にされているが、近年ではハウス栽培も盛んに行われ、年中食べることができるようだ。調理はふきと同じ要領でされるが、味は、ふきとは違ったつわぶきならではの野趣あふれる独特の香りと苦みが楽しめる。煮物や炒め物にも使われ、そのバリエーションは広い。...»

都城産 らっきょう

手作業で丁寧に栽培・収穫される真っ白ならっきょうは歯応え抜群

”都城のらっきょう”は宮崎県内一の生産高を誇っている。毎年、9~10月に植え付けを行い、越冬して翌年5月上旬から収穫が始まるというらっきょう栽培は、ほとんどが手作業。根と葉の部分を包丁で一房ずつに切り分ける作業も、単純に見えてコツがいるため機械化は難しいという。土を流した白いらっきょうは、甘酢や塩に漬けられるのが一般的だが、刻んで酢味噌とあわせてシャッキリ感を楽しんだり、軽く衣をつけて天ぷらにすれば、ほくほくとしたやわらかな新しい味わいが楽しめる。...»

串間産 オクラ

白い産毛は新鮮な証拠!気を配り丁寧に栽培されている夏の栄養源

”オクラ”は栽培に使う肥料や湿度だけでなく、収穫後の扱いにも丁寧さが求められるデリケートな野菜。宮崎県串間では、大勢の生産者がその栽培に取り組んでおり、知恵と工夫を持ち寄って上質なオクラ作りに励んでいる。串間のオクラの収穫時期は5~11月頃まで約半年間に渡るが、最盛期には1日で1センチ以上も大きくなり、10アール程の畑から毎日1000本近くも収穫されているという。シャキシャキとした食感とサッパリとした味わいがさわやかで、多糖類や必須アミノ酸が豊富なので夏のスタミナ源としてもおすすめだ。 旬    5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月...»

ヤマダイかんしょ(さつまいも)

南国育ちのさつまいもは、ほっくりした甘みと風味が美味

宮崎県南部に位置する串間市で、昭和40年代から栽培されてきた“ヤマダイかんしょ”。日当たりと水はけの良い、鉄分を含む火山灰土壌で形成された台地が、さつまいもの栽培に適していることなどから、この地で急速に栽培が根付き、現在では、全国トップクラスの生産量を誇る串間ブランドとして知られている。品種は”宮崎紅”が使われ、健康なウイルスフリー苗から育てあげ、収穫後に60~90日間をかけて、気温13度ほどに保たれた貯蔵庫で寝かせることで糖度が上げられる。その味は、風味豊かでほっくりとした甘みが美味だ。...»

北郷町産 原木しいたけ

自然に近い環境で原木栽培する歯応え・味・風味も格別なしいたけ

クヌギ等の木に穴を開け種駒を打ち込み、しいたけの菌が木の中に拡充するまで1年ほど伏せ込みをすることで、気温の変化など、自然に近い環境の中で発生する”しいたけ”。宮崎の水と太陽を光で大事に育てられている。おがくず等で菌床栽培されるしいたけに比べて形は不揃いだが、歯応えや味、風味が格段に良く、特に乾燥しいたけにすると、栄養価が高く、凝縮された旨みを持つため、市場でも高い評価を得ている。生しいたけはしょうゆバター焼きやしゃぶしゃぶ等、乾燥しいたけは煮物にするとおいしく食べられる。 旬 11月 12月 1月 2月 3月 4月...»

都城産 キクラゲ

木の耳?中華料理には欠かせない不思議な形をしたキノコの仲間

深い緑の間から差す木漏れ日と、澄んだ山の空気の中で大きく成長する”キクラゲ”は、島津藩の史跡が残る都城市山之口町で栽培されている。水分量が栽培に大きく影響し、雨が多くても少なくてもダメだというキクラゲは国産ものが少なく、全国的にも希少だ。キクラゲは中華料理の名脇役として華を添えるイメージだが、コリコリとした食感は調理法を問わず、良いアクセントになり、里いもや人参など山の幸と一緒に煮てもおいしく食べられる。...»

霧島酒造 霧島(焼酎)

九州の大自然の恩恵を豊富に受けた香り高い本格芋焼酎の代表格

霧島酒造を代表する豊かな自然に育まれた本格いも焼酎”霧島”。独自の技術を用いて作ったいも麹焼酎の原酒をブレンドすることで、いも本来のどっしりとしたコク、高い香りが楽しめる仕上がり。原料に、南九州の広大な畑で栽培したサツマイモ“黄金千貫”と、都城盆地の地下150メートルから湧き出る“霧島裂罅水”を仕込み水や割り水に使用することで、適度にミネラルと炭酸ガスを含んだ酵母菌の発酵に最適な条件を備えている。「あまみ・うまみ・まるみ」を持ついもらしさを引き出すために、焼酎6:お湯4で注ぐお湯割りがおすすめだ。...»

王手門酒造 銀滴(焼酎)

伝統製法による手造りの匠の技で仕上げた歴史ある蔵元の看板商品

明治28年の創業時から「王手門酒造」の看板商品として根強く愛されてきたいも焼酎“銀滴”。蒸留器から落ちる1適1適が「銀の滴」のように光り輝いて見えたことから、その名をつけたという。主原料は、宮崎県南部で育てられている“黄金千貫”。表面の土と3m下の土壌を入れ替えることにより栄養分の豊富な土で大きく育てる「天地返し」と呼ばれる方法で栽培され、でんぷん質の多さと甘さを兼ね備えたさつまいもだ。銀滴は、黄金千貫の良さをいかした芳醇な香りと力強い香りとほのかな甘みと柔らかい口当たりが特徴。...»

ひでじビール

自然が醸す、人が醸す、個性を味わう大人のビール

平成8年創業のひでじビール醸造所は、標高831m行縢山の麓にある。山頂の岩肌を背景に、ビール醸造の歴史を継ごうという自負を感じさせる工場で、宮崎の自然にインスパイアされて、麦芽100%・無濾過のライブビールを丁寧に造り続けている。ビールの仕込水には日本の滝100選に選ばれた「行縢の滝」から流れ出る伏流水を使用。2006年から「ビール酵母自家培養技術」を導入。太陽のラガー(国内2大地ビールコンテスト2009ダブル金賞受賞)、森閑のペールエール、月のダークラガー、花のホワイトヴァイスの4種。...»

千切り大根(宮崎県)

和食にぴったりの甘みが食欲をそそる

宮崎県の特産品で関西地方では「千切り大根」、関東地方では「切干大根」と呼ばれるが同じものである。12月~3月初旬の一番寒い時期に生産され、加工されてから干し終わるまでの時間が短いほど良品とされるため、その時期の天候により品質と生産量が大きく左右される。大根は天日干しにすることで甘みが増し、カルシウムやビタミン等の栄養素が大幅に増え、食物繊維も豊富に含まれているので「千切り大根」は健康食材としても知られている。...»

京屋酒造 甕雫(焼酎)

天保5年創業の老舗酒蔵が伝承の大甕で仕込む気品ある新たなる味

無農薬で有機肥料を用いて栽培されるさつまいも“宮崎紅寿芋”と、国産の米麹を原料に、伝承の大甕(かめ)で仕込まれた本格焼酎が”甕雫(かめしずく)”。いも焼酎でありながらフルーティな味と香りで、女性にも親しみやすい気品あるさわやかな味わいが特徴だ。宮崎の大地と太陽が育んだ豊潤な味わいは、和食だけでなくフレンチの魚料理などのサッパリとした洋食にあわせるのもおすすめ。気取らずに柄杓ですくって手軽なグラスに注んで楽しみたい。柄杓ですくうスタイルは、パーティなど人が集まる席でも活躍してくれる。...»

小玉醸造 杜氏潤平(焼酎)

品質確保のため少量生産。柔軟な発想から生まれたビンテージ焼酎

大量生産を行わず、「じっくり少量」をコンセプトに造られているいも焼酎で、その名の由来でもある杜氏の「潤平」氏が、清酒蔵で修業していた頃の経験をいかして作られた特製の白麹と、大束地区で栽培された”紅芋寿”で作られるのが”杜氏潤平”だ。古酒と新酒をブレンドせず、毎年できた分だけをビン詰めして出荷しており、繊細で華やかな香りと、やわらかく上品な甘さ、程よい余韻を楽しめることから、全国の焼酎ファンの心を掴んでいる。...»

寿海酒造 ひむか寿(焼酎)

赤芋・宮崎紅と白麹を湧水で仕込んだ甘みが強くまろやかな芋焼酎

南九州の文化である本格焼酎の真髄を伝承する蔵元「寿海酒造」。ここの人気の焼酎が、太陽の国、宮崎県串間市の豊かな大地で育った赤いも(宮崎紅)を主原料にして、白麹と工場内に自噴する湧き水で仕込んだいも焼酎“ひむか寿”だ。原材料の宮崎紅が収穫されるのは9~10月頃。土から掘り起こしたあと、貯蔵庫で一時的に保管してデンプンを眠らせることで、「栗よりも甘い」といわれる宮崎紅の甘みを引き出してから、醸造に使われるという。まろやかな味と芳香な香りが楽しめるひむか寿は、女性へのおみやげにもおすすめだ。...»

櫻の郷醸造 無月(焼酎)

甕で長期熟成させ、まろやかさと奥深い味わいを引き出した逸品

甘藷(さつまいもの別名)の”黄金千貫”と米麹、そして豊富に湧き出る北郷の湧水を仕込み水に使って作られるいも焼酎。醸造後、大きな甕(かめ)に入れて長期貯蔵をすることで、甕が持つ遠赤外線効果により焼酎がまろやかに熟成し、深みとコクをあわせ持ちながら、すっきりとした飲み口に仕上がる。甘みと香りに優れたまろやかな味わいが楽しめるので、いも焼酎を飲み慣れていない方にもおすすめ。国内外において著名なコンクールでの受賞歴もある。...»

松の露酒造 松の露(焼酎)

江戸時代からの伝統的な技と最新技術の融合で生まれる本格いも焼酎

江戸時代末期の創業当時から造り続けられている”松の露”。松の葉から滴る朝露の美しさにちなんで命名されたという本格いも焼酎で、厳選した甘藷(さつまいも)を主原料に、伝承の技と最新の技術を融合させて造られているという。昔は感覚のみを頼りに手造りしていた麹を、データ化された緻密な計算によって温度や水分を調整し、安定した高品質の状態に仕上げている。まさに伝統と最新技術が織り成した銘酒というのに相応しい焼酎だ。...»

古澤醸造 八重桜(焼酎)

土蔵で仕込まれている伝統製法にこだわったビンテージもの

宮崎県で唯一といわれる「土蔵造り」の醸造蔵で、伝統的な甕仕込(かめじこみ)・甕貯蔵(かめちょぞう)で造られているいも焼酎だ。気候と風土に根差した手造りの古老の味を頑なに守り続け、その年に造られた焼酎だけをビン詰めにして出荷している。土蔵造りの醸造蔵は、抜群の断熱効果を発揮して、南国特有の太陽の熱い陽射しを遮り、蔵内の温度を保つ。これにより、もろみの発酵や、蒸留した焼酎の熟成などが安定し、おいしい焼酎がうまれるということだ。...»

櫻乃峰酒造 平蔵(焼酎)

明治創業の歴史ある蔵が作る「手造り」と「伝統製法」の銘酒

少量手造りにこだわり、一次仕込み、二次仕込みとも「甕壷(かめつぼ)」による伝統的な製法で丁寧に仕込まれているいも焼酎。ほのかに香るいも独特の甘い心地よい香りと、口に含んだ時に香ばしさが感じられ、やわらかな甘みと程よいコクがありつつも、すっきりとしたキレがある仕上がりだ。平成7年に発売された”平蔵”は、平成6年に6代目の社長が蔵を受け継いだことを記念して造られたもので、「平成の蔵」を略して名付けられたそうだ。...»

柳田酒造 駒(焼酎)

「いも」が主流の土地柄であえて「麦」にこだわった端麗な大麦焼酎

いも焼酎造りが盛んな宮崎県内では珍しく、麦焼酎にこだわり続けている「柳田酒造」。その代表銘柄が大麦焼酎の”駒”。厳選された九州産の二条大麦を100%使用し、霧島山系の地下水を仕込水に使った、体に優しい弱アルカリ性の焼酎だ。大麦が持つ個性がいきた端麗な味わいに仕上げるために、低温で蒸留させてたあと、独自の技術によりろ過、熟成を行っている本格派焼酎。フルーティな香りと上品な旨み、キレのある後味を堪能してもらいたい。...»

宮崎 焼酎

多彩な原料の豊かな焼酎はすっきりまろやかな口当たり

宮崎焼酎といえば、多彩で豊富な原料なのが特徴。芋、米、麦、そばが原料に使われ、蔵元ごとの個性もはっきりしていて楽しい。原料が画一化している県が多い中でのこの多彩さは、宮崎の豊かな風土の証。その中でも一般的な印象が強いのはやはり芋焼酎だろう。宮崎の焼酎は、アルコール度数が20度と低めであることも特徴。それゆえ、口当たりが柔らかく、すっきりした味わいのものが多い。昨今の焼酎ブームも手伝って、お土産としても人気。陶器瓶入りのタイプは訪れたらぜひチェックしたい一品。...»

井上酒造 飫肥杉(焼酎)

湧き水を使って独自の甕でじっくり熟成されたさわやかな味わい

日本の美林としても名高い飫肥杉(おびすぎ)の林がある宮崎県日南市は、手つかずの大自然が多く残る緑豊かな土地。この飫肥杉が茂る林の地下から「宮崎の名水21選」にも選ばれる良質の清水が湧き出ており、その水から造られるいも焼酎が“飫肥杉”である。独自の甕(かめ)で貯蔵される“飫肥杉”は、遠赤外線効果と陶器に含まれるマンガン・鉄などの物質により熟成され、いも独特のクセがなく、軽い口当たりでさわやかな香味が楽しめるソフトな味わいに仕上がっている。日南...»

日南 焼酎

宮崎の風土が育んだ、個性あふれる本格焼酎

宮崎県南部に位置する日南市は焼酎造りが盛んな地域としても知られ、いもを中心に、麦、そばなど豊富な種類が作られており、海外のコンクールで入賞する蔵元もある。宮崎の焼酎は、飲み口はまろやかで、飲みやすいものが多いため、色々な料理にあい、料理の味を引き立たせながらも焼酎の味わいがしっかりと残るのが特徴。水割り、お湯割り、ロックなど、それぞれの飲み方により味も変わるため、自分にあった飲み方を見つける楽しみも焼酎ならでは。好みの焼酎を宮崎の旬の食材とともに味わいたい。...»

ヨーグルッペ

宮崎あたりで乳酸菌飲料といえば愛らしいパッケージのヨーグルッペ

「ヨーグルッペ」は、霧島山麓を中心とする南九州の生乳と、ビフィズス菌・アシドフィルス菌・サーモフィルス菌のまろやかな乳酸はっ酵を利用した味わい豊かな飲料だ。三種の菌をバランスよく組み合わせることにより、はっ酵乳特有の酸っぱさを抑え、口当たりの良いマイルドな風味に仕上げている。1本当たり約80ミリグラムのカルシウムを含む。味は他に、「りんご」と「ホワイト」もある。九州では知らないものはいないという、ちかごろ話題の、ご当地乳酸菌飲料。スイスのような山の風景に少女を配したパッケージがレトロで好ましい。...»

飫肥の手焼きせんべい

昔ながらの味を大切にして作られる飫肥の伝統菓子

飫肥でうまれた伝統の手焼き菓子。特徴ある形は飫肥城の松をイメージしたと伝えられている。添加物を一切使用せず、原料にはもち米と砂糖のみを使い、大正時代から伝わる型と手法を守りながら、1枚1枚丁寧に焼き上げられている。一般的な硬めの“せんべい”とは異なり、“飫肥の手焼きせんべい”はウエハースのような軽い食感。ほのかに甘く、2枚あわせたせんべいの間には蜜が塗られており、上品な甘さが楽しめる。観光客のおみやげとしてだけではなく、地域の人々からも長年愛され続けている素朴で飽きのこない伝統菓子だ。...»

元祖 椎茸めし(駅弁)

代々受け継がれる秘伝の煮汁で香り高く仕上げた宮崎名物。昭和28年の発売以来注ぎ足しの煮汁で作られている。噛むほどに口いっぱいに広がる煮汁が鶏ガラスープで炊いたご飯とよく合う、宮崎の香りを堪能できる駅弁。 【購入できる駅】宮崎駅...»

チーズ饅頭

宮崎発の新しい郷土菓子チーズ饅頭はヘルシーでさっぱり

伝統の味が多い宮崎に新しく生まれたヒット商品が「チーズ饅頭」だ。今では宮崎の郷土菓子として定着し、特に女性人気が高い。さくさくの皮であんこの代わりにクリームチーズを包んだお菓子。一見ミスマッチに思えるがそれが逆に人気となったといえる。味の秘密は動物性チーズではなく植物性を使っていること。さっぱりヘルシーで食べやすい。宮崎に立ち寄る航空会社のCAたちからブームが起きたとも言われ、今や知名度は全国区だ。舌の肥えた彼女たちをとらえて離さない宮崎発の新たな土産ものはぜひ一度は味わってほしい一品。...»

菓子匠玉味 ポテセレブ

宮崎育ちのポクポクお芋とごまペーストがセレブなおいしさ

「宮崎紅」は、宮崎特産のサツマイモだ。あざやかな紅の皮と黄色のコントラスト、流線型の形、クリのような肉質と甘みが特徴で、焼き芋用としても向く。その自慢の芋を使用した「地産地消銘菓」の名前は「ポテセレブ」。上がスイートポテト、下が黒ゴマペースト入りの2層にわかれたケーキが、口の中でとけあって、おいしさのハーモニーを奏でる。無駄に手を加えず,芋の良さを生かしていて、地元のみならず、広くお芋好き、焼き芋好きに好評を得ているスイーツだ。...»

三松 青島ういろう

無添加で昔懐かしい味わいは100年以上の歴史を持つ青島名物

宮崎を代表する観光地のひとつで、奇岩「鬼の洗濯板」に囲まれた、周囲1.5キロほどの小さな島「青島」の名物が”青島ういろう”。1877年(明治10年)頃から、青島神社の参拝客向けのお茶請けに、もち菓子を出していたのが始まりといわれ、長い歴史がある。しゃく米を主原料として、添加物等は一切使わずに砂糖のみを加えて作られており、上白糖を使った白と、黒砂糖を使った黒がある。時期によっては多少硬くなるが、パッケージのまま沸騰したお湯に入れて、5分ほどゆでたあとに冷水で冷やせば、作りたての味が再現される。...»

青島せんべい

50年近く愛されている、南国宮崎のなつかしくて新しい味

50年近く前、溶かしバターの中に落としてしまった薄焼きせんべいがおいしかったことから生まれた「青島せんべい」。宮崎が新婚旅行のメッカだった昭和の時代から親しまれている銘菓だ。パリッと焼いた洋風せんべいと洋酒を入れたクリームの香りが調和した味わいは、時代の好みに合わせて研究されているからこそ、長く人気を保っている。定番はホワイトとナッツの2種類入り。姉妹品の「フルーティ」は、宮崎の完熟マンゴー、日向夏ミカン、いちごの果実クリームをサンドして、一箱で南国宮崎の3種類の美味しさが楽しめる。...»

長饅頭

米粉を使った餅がやわらかく、口に入れると病み付きになる食感

お米の粉を生地にして、あんこを包んだ棒状のお菓子で、高岡名物。材料は米粉と小豆と砂糖で、米粉を使った餅の部分は非常にやわらかく、一度口に入れると病み付きになる食感。餅に包まれたこしあんは添加物などを一切使用しておらず、あんこの自然の甘さで、甘い物が苦手な方にもオススメ。長饅頭は昼過ぎには売り切れてしまうほど人気があり、宮崎でもちょっぴりレアな和菓子。お土産にもよいが、1日経つと乾燥してしまうので要注意。...»

栗きんとん 栗九里

ひのかげ栗を100%使用。甘さ控えめのほくほくとした食感

栗の名産地である宮崎県高千穂・日之影産の栗を使って作られる“栗きんとん 栗九里”。原材料はくりと砂糖のみのシンプルな一品だ。ほくほくとした食感と栗の芳醇な香りが楽しめ、家族で楽しめるお茶請けにぴったり。羊羹のような長さ20cmほどの細長いパッケージで、冷凍して長期保存も可能。そのまま食べたもいいが、刻んでクリームと混ぜ、モンブランを作ったりとお菓子の材料としても使える色々な味わいが楽しめる栗きんとんだ。...»

なんじゃこら大福

苺・栗・クリームチーズが入ったボリューム満点の人気大福

約30年前にうまれたなんじゃこら大福。お菓子の日高が開催した“大福まつり”で社長自らが発案した大福。当時すでに人気だった「苺大福」「栗大福」「クリームチーズ大福」をひとつに合わせて、大きな大福にした。友人に試食をしてもらったところ、第一声が「なんじゃこらー!」と発言したのがそのまま商品名となり、今ではお菓子の日高の看板商品となっている。中にいちごと栗とクリームチーズが入った、こぶし台サイズの大福です。中の具材と外側の柔らかい求肥がなんともいえないおいしさです。...»

菓子匠 壽康庵 カフェもっち

もちの中からはカフェオレ風味のあんと生クリーム

おみやげ店でも目を引く、コーヒーカップから顔を覗かせたかわいらしい”もち”風のキャラクターが施されたパッケージの”カフェもっち”。名前のとおり、もちの中にカフェオレ風味のあんと生クリームが入ったスイーツで、和と洋の味わいが一度に楽しめる宮崎うまれの大福だ。控えめの甘さで、何個も食べられるという軽さも人気の秘密。冷凍すれば日持ちするため、おみやげにもおすすめ。カフェオレ味以外にも”日向もっち”や”ムラサキ芋もっち”など、地元宮崎の素材を使ったものもチェックして欲しい。...»

鯨ようかん

くじらの形に似せて作られた、地元でしか買えないレアな蒸し菓子

宮崎県宮崎市佐土原町に伝わる銘菓で、米の粉を練った物をあんで挟み挟み蒸しあげる、くじらの形に似せて作られた蒸し菓子。それほど甘くなく、素朴な味で美味しい。日持ちがしないので「菓子の刺身」とも呼ばれる地元でしか買えないレアなお菓子で、昔ながらの製法で300年以上の伝統の味が満ちている。江戸時代の島津五代藩主惟久が幼少の頃、生母が「我が子が大海を泳ぐ鯨のように力強くたくましく育つように」という願いを込めて作らせたのが由来とされている。以来佐土原藩では、毎年端午の節句に縁起物とする事を例とするようになった。...»

青島神社

青島神社は、宮崎県宮崎市青島に位置する神社です。青島のほぼ中央に鎮座し、島全体を境内とする珍しい神社です。旧社格は村社で、現在は神社本庁の別表神社としてその地位を確立しています。 概要 青島は、周囲約1.5kmの小さな島ですが、熱帯・亜熱帯植物の群生地として国の特別天然記念物に指定されています。全島がこの特別天然記念物の範囲内にあるため、訪れる人々はその豊かな自然と共に、神聖な場所としての歴史と信仰に触れることができます。 祭神 青島神社には、天津日高彦火火出見命(あまつひだかひこほほでみのみこと)とその妃神である豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、そして塩筒大神(しおづつのおおかみ)が...»

シーガイア

シーガイアは、宮崎県宮崎市山崎町浜山にあるリゾート施設で、2024年現在の正式名称は「フェニックス・シーガイア・リゾート」です。この名称は、英語で「海」を意味する「Sea」と「地球」を意味する「Gaia」を組み合わせた造語です。竣工・開業当初の名称は「宮崎シーガイア」であり、観光県・宮崎の復興を目指して総合保養地域整備法(リゾート法)の第1号指定として建設されました。官民一体の巨大プロジェクトとして、フェニックスリゾートが運営を担当し、宮崎県や宮崎市が出資する第三セクターとして設立されました。 施設概要 シーガイアは宮崎市一ツ葉地区に位置し、防風林として植樹されていた海岸部の松林を伐採して...»

フェニックス自然動物園

宮崎市フェニックス自然動物園は、宮崎県宮崎市に位置する動物園で、フェニックス・シーガイア・リゾートに隣接しています。この動物園は、地域の自然や動物との触れ合いを楽しむことができる場所として、多くの観光客や地元住民に親しまれています。 園内施設とエリア 動物展示ゾーン 宮崎市フェニックス自然動物園の動物展示ゾーンでは、多種多様な動物たちが自然に近い環境で飼育されています。来園者は、動物たちが生き生きと過ごす姿を間近で観察でき、自然との共生を感じることができます。 園内の動物たち フェニックス自然動物園には、以下のような多種多様な動物たちが飼育されています。 哺乳類 アジアゾウ ...»

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