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南北浦海岸

(みなみきたうら かいがん)

南北浦海岸は、宮崎県延岡市北東部に位置する美しい海岸です。この海岸は、日豊海岸国定公園の一部であり、宮崎県を代表する風光明媚な観光地のひとつです。リアス式海岸の独特な地形と、変化に富む波浪浸食によって形成された美しい海岸線は、訪れる人々に感動を与えます。

下阿蘇海水浴場

概要

南北浦海岸の中でも特に人気があるのが、下阿蘇海水浴場です。この海水浴場は、昭和49年2月15日に日豊海岸国定公園に指定され、地元の住民や観光客に愛され続けています。下阿蘇海水浴場は、透明度の高い美しい海と、穏やかな波が特徴で、家族連れやカップルにとって理想的なリゾート地となっています。

海岸線はリアス式海岸のため、変化に富んだ景観が広がっており、訪れる人々に四季折々の自然の美しさを楽しむことができます。特に高島を中心に、大間海岸や宇戸岬、浦尻湾など、見どころが多く、観光の拠点としても非常に優れています。

「西の松島、日向松島」と称される美しさ

南北浦海岸の美しい景観は、「西の松島」や「日向松島」と称され、まさに日本を代表する海岸のひとつです。リアス式海岸特有の入り組んだ地形が、多くの島々や岩場を形成しており、その美しさは松島と並び称されるほどです。海岸線に沿って連なる岩島や奇岩は、波浪浸食によって作り出された自然の芸術であり、写真愛好家や景色を楽しむ観光客にとっては絶好のスポットとなっています。

観光施設と交通アクセス

車窓から楽しむ海岸線

南北浦海岸を訪れる際には、国道388号が海岸線に沿って走っており、車窓から美しい景色を楽しむことができます。海岸線のドライブは非常に人気があり、特に夕日が海に沈む瞬間は、息をのむほどの美しさです。ドライブ中には、道の駅北浦や須美江家族旅行村などの施設に立ち寄り、ゆったりとした時間を過ごすこともできます。

海水浴場の数々

南北浦海岸には、下阿蘇海水浴場をはじめ、熊野江、須美江、浦城の4か所の海水浴場があり、それぞれが異なる魅力を持っています。特に夏のシーズンには、家族連れや友人同士で賑わい、宮崎の美しい海で思い出を作る場所として親しまれています。

ダイビングスポットとしての魅力

南北浦海岸は、九州屈指のダイビングスポットとしても知られています。特に島浦島の北東部に広がるオオスリバチ珊瑚礁群は、日本一の規模を誇り、豊かな海洋生物や美しい珊瑚を見ることができます。このエリアは、ダイビング愛好者にとっては一度は訪れたい場所となっています。

歴史と伝説

浦尻湾と水軍の歴史

南北浦海岸に位置する浦尻湾は、中世において倭寇や水軍(海賊)の拠点となっていました。この地域は、戦略的な立地条件により、当時の海上戦において重要な役割を果たしていたと言われています。また、浦尻水軍(松田水軍)にまつわる埋蔵金伝説も残されており、歴史好きの人々にとっても興味深いスポットとなっています。

周辺の道路とアクセス

便利なアクセス手段

南北浦海岸へのアクセスは、国道388号や宮崎県道122号、212号などの道路が整備されており、非常に便利です。また、東九州自動車道を利用することで、さらにアクセスがしやすくなっています。特に、ドライブやツーリングを楽しむ人々にとっては、これらの道路を利用して美しい海岸線を巡る旅が人気です。

関連する観光地

日豊海岸国定公園

南北浦海岸は、日豊海岸国定公園の一部として、周辺には他にも多くの観光地が存在します。日向灘に面したこの公園は、美しい海岸線や豊かな自然に囲まれており、年間を通じて多くの観光客が訪れます。

島浦島

南北浦海岸に近い島浦島は、豊かな自然と美しい海に囲まれた島で、特に珊瑚礁が有名です。島全体が穏やかな雰囲気に包まれており、日常を忘れてリラックスした時間を過ごすことができます。

須美江家族旅行村

須美江家族旅行村は、家族連れに人気の観光スポットで、キャンプやバーベキューなどアウトドアを楽しむことができる施設が充実しています。また、海水浴場もあり、夏のレジャーには最適な場所です。

まとめ

南北浦海岸は、宮崎県延岡市を代表する観光地であり、リアス式海岸の美しい景観や多くの観光スポットが魅力です。海水浴やダイビング、ドライブなど、多彩な楽しみ方ができるこのエリアは、訪れる人々に忘れられない思い出を提供してくれます。家族や友人との旅行先として、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
南北浦海岸
(みなみきたうら かいがん)

高千穂・延岡・日向

宮崎県